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事故物件を買取で売却した際のメリット・デメリットとは?

事故物件を売却したいが「どのような方法で処分すればよいのだろうか」とお悩みの人もいらっしゃるでしょう。

ここでは事故物件を「買取」で売却した際のメリット・デメリットを解説します。

この記事を読むことで、所有する事故物件をどんな方法で処分すればよいかを判断しやすくなります。

事故物件を買取業者に売却したい!買取と仲介の違いとは?

はじめに「一般的な事故物件の定義」や「買取と仲介の違い」について整理しましょう。

事故物件とは、買主や借主などが心理的な抵抗を感じる物件

「所有する物件が事故物件に該当するか」判断がつかない人もいらっしゃるかもしれません。

そもそも事故物件とは、買主や借主などが心理的な抵抗(心理的瑕疵)を感じる物件のことです。

例えば、以下のような物件が事故物件に該当すると考えられます。

・孤独死(特殊清掃を行った場合など)
・自殺
・殺人
・他殺
・火災による死亡 など

ご参考までに、国土交通省が宅地建物取引業者に示したガイドラインによると、過去に事故死(または事故死に相当するもの)があった物件は、概ね3年間は相手方に告げなくてはならないとしています。
参考:国土交通省「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン(令和3年)

なお、同ガイドラインでは、所有物件で人が亡くなった場合でも、自然死や一般的な事故死(階段の転落や入浴中の溺死など)の場合は相手方に告げなくてもよいと解説しています。

事故物件は、買取で売却した方がスムーズ

事故物件は、心理的な抵抗から買主を見つけにくくなります。

そのため仲介ではなく、買取で売却した方がスムーズです。

売主側から見たときの仲介と買取の違いは次の通りです。

仲介

・不動産会社(仲介会社)と媒介契約をして買主を探す
・代金は買主が支払う
・仲介会社は売主、買主双方から手数料をもらう

買取

・不動産会社(買取業者)に直接物件を売却する
・代金は不動産会社が支払う

買取であれば売却相手が不動産会社なので、心理的瑕疵がなくなります。

ただし、すべての事故物件で買取を選んだ方がよいわけではありません。

買取のメリットとデメリット両方を理解した上で、仲介と買取を選ぶことをおすすめします。

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事故物件を買取業者に売却するメリット

前述のように、事故物件を売却する主な方法には「仲介」と「買取」があります。

このうち「買取」を選択した場合のメリットは次の通りです。

・短期間で現金化ができる
・売却後のトラブルリスクがない
・事故物件を確実に処分しやすい
・解約リスクがない
・手間がかからない

それぞれのメリットの内容を確認していきましょう。

短期間で現金化ができる

これこそが買取業者に事故物件を売却する、一番のメリットといえるでしょう。

事故物件を仲介で処分しようとすると、買主を探すまでの期間(集客・問い合わせ対応・内見など)がかかります。

一方、事故物件を買取業者に売却すると、集客期間が必要なく、売買契約に慣れた不動産会社が決済をするため短期間で現金化ができます。

とくに事故物件を「今すぐ現金化したい」と考える人にとっては大きなメリットといえるでしょう。

売却後のトラブルリスクがない

事故物件を買取で売却するメリットの2つ目は、修繕費用や損害賠償などが免責される、つまり売却後のトラブルリスクがないことです。

売却後の責任を免責される理由は、買取業者は不動産のプロであり、物件の問題を見抜く専門知識を持っているからです。

これに対して、事故物件を仲介で売却した場合、相手が一般の人のことが多いため、契約後に重大な問題が見つかったときに修繕費用や損害賠償などが発生するリスクがあります。

事故物件を確実に処分しやすい

事故物件を買取で売却するメリットの3つ目として、事故物件を確実に処分しやすいことが挙げられます。

とくに好立地の物件や、建物が新しい物件などは買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。

一方、事故物件を仲介で売却しようとすると、長期間待たされた挙げ句、買主が見つからないこともあります。

最終的に買取で処分することになり「時間が無駄になった、はじめから買取にすればよかった」というケースも少なくありません。

解約リスクがない

不動産の仲介では買主が見つかっても「引渡し前に売買契約を解約された」「契約後にお金が振り込まれない」などのトラブルがあり得ます。

とくに事故物件では、契約後に相手方が不安になり解約される可能性があります。

不動産のプロである買取業者なら、このようなトラブルリスクが低いというメリットもあります。

ただし、「トラブルリスクがゼロ」ではありません。

信用できる業者か確認した上で契約をしましょう。

手間がかからない

事故物件を買取で売却するメリットの5つ目は、事故処理の手間が省けることです。

通常、事故物件はそのままの状態では売りに出せません。

状況に合わせて以下のような事故処理を施した上で売りに出されます。

・遺品整理
・特殊清掃
・リノベーション、リフォーム

事故物件を買取で売却した場合、不動産会社がこれらの事故処理をしてくれるため、売主の手間がかかりません。

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事故物件を買取業者に売却するデメリット

ここまでお話ししてきたように、事故物件を売却する際に買取を選ぶと、数多くのメリットを享受できます。

しかし、これらのメリットだけを見て、買取に飛びつくのは危険です。

デメリットと比較した上で、「仲介と買取どちらにするのが賢い選択か」を判断しましょう。

仲介よりも売却価格が安くなりやすい

事故物件を買取で売却する一番のデメリットは、仲介で売却するときよりも価格が安くなりやすいことです。

仲介の場合、売主が価格を決めることができ、その価格で買いたい人が現れれば取引が成立します。

これに対して買取は、不動産会社が査定を行いますが、仲介の相場よりも割安な傾向です。

とくに事故物件は厳しい査定になるケースが多いでしょう。

つまり、「売却価格の高さ」を最優先する人は、仲介を選んだ方がよいということになります。

査定価格が適正か判断しにくい

事故物件を買取で売却するデメリットには、「査定価格が適正か判断しにくい」というものもあります。

一般の人は不動産会社から安すぎる査定価格を提示されても「これぐらいが相場なのだろう」と了承してしまうケースもあります。

不動産会社の中には、事故物件ということで売主が弱気になっていることにつけ込み、相場とかけ離れた安値で買い叩く悪徳業者もいます。

査定価格が適正かを判断する方法としては、複数の買取業者に相見積りをとることが挙げられます。

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売却・物件再生・買取・引取

EINZなら事故物件の状況に合わせて、適切なコンサルやサポートが可能!

この記事を読むことで、事故物件を買取で売却したときには、メリットとデメリットの両面があることを理解していただけたでしょう。

一般的に事故物件は「買取で処分した方がよい」と言われますが、実際にはケースバイケースです。

不動産再生を専門とする株式会社EINZ(アインズ)では、事故物件について以下のようなコンサルやサポートが可能です。

・事故物件の資産価値を高めて仲介
・事故物件をそのまま買取
・買い手の見つからない事故物件を引取 など

私たちにお任せいただければ、事故物件の状況に合わせて適切なコンサルやサポートが可能です。

お困りの方は、お気軽に下記のリンク先からご相談ください。

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