不動産の価値を変える「昼の顔」「夜の顔」とは？

不動産の価値を変える「昼の顔」「夜の顔」とは？

不動産の価値を決めるのは必ずしも、所在地や土地の広さ、建物の構造や築年数などだけではありません。

実際にその場所で生活してみることで初めて気づく好条件、悪条件もあります。
とくに売買後、表面化するのがその場所の「日時」による変化です。

今回は、大きなトラブルにも発展することがある、不動産の「昼の顔」と「夜の顔」、また「平日の顔」と「休日の顔」について解説します。

がらりと変わる街の風景と表情

街の様相は、時間や日によって変わります。
オフィス街のように、昼には賑やかなのに、夜は閑散とする場所もあれば、繁華街のように夜に元気になる場所もあります。

もし、購入したマンションの周りが、夜になると人通りが著しく少なくなり、しかも街灯が少なく、真っ暗になる場合、住むことに不安を感じる人が多くなります。

逆に、夜になると近くの飲食店から、酔客の話し声やカラオケの大きな音がする部屋は、かなり過ごしにくいでしょう。

昼には静かだった街に、夜になると風俗店の明かりが煌々と付き、街の表情、雰囲気がまったく変わるといったケースもあります。

車でのアクセス性が変わることも

交通の便は、不動産の価値のうち大きな要素ですが、これも日時による変化があります。

代表的なものは、曜日や時間による通行止め。
歩行者天国などで、車移動の利便性が大きく変わることがあります。
時間によって自宅の駐車場へのアクセスが難しくなることもあります。

学校や幼稚園の近くにある場合も、登下校時、車での通行が制限されることが多くなります。
学校等は、時間によりかなり大きな声が聞こえる施設でもあります。

子供の声は、人によってはまったく気にならないものですが、気になる方がいるのも致し方ないところでしょう。

買い手から想定外のクレームが？

近くに住んでいる人であればだれでも知っている情報であっても、見学の機会が限られる不動産の買い手は、これらの要素を見落とすことが多くなります。

不動産取引においては、これがトラブルの原因ともなります。
日や時間による環境変化について売買時に説明がなかったことに、クレームが発生することがあるのです。

もちろん、こういった買い手の言い分が法律的に正しいかどうかは別問題ですが、トラブルになること自体、避けたほうが良いのは言うまでもありません。

なお、主にトラブルとなるのはエンドユーザーと取引したときです。
プロの業者が買い取る場合は、そのようなことは起こりにくくなります。

エンドユーザーとの取引は、不動産の情報を正確に提供し、相互理解を深めることが重要です。

取引リスクを考慮したコンサルティング

当社では、交通量、騒音など時間や曜日による違いを考慮し、運用や売却についてアドバイス。不動産の環境変化によるトラブルのリスクを低減する提案が可能です。

また、当社で不動産を直接購入する場合、上記の条件において、トラブルになることがないようしっかりとご案内いたします。

お持ちの不動産について、様々な選択肢を提供することができますので、お気軽にご相談ください。