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共有持分の知識

親族でも安心できない 共有名義の落とし穴とは?

親族でも安心できない 共有名義の落とし穴とは?

不動産の共有名義は、相続などにより兄弟など近い親族で作られることが多いものです。
しかし、信頼関係や愛情のある者同士でも、その関係は長く続くとは限りません。

共有不動産に関する対立で、仲の良い家族に修復できないわだかまりができてしまうこともあります。

今回は、単に金銭的な問題だけではなく感情的な問題も絡む、親族間の共有の問題について取り上げてみたいと思います。

兄弟で共有を解消したいケース

仲の良い兄弟が、相続した親の不動産について「いつかお金が必要になったら売ろう」ということでひとまず共有にするケースがあります。
これはリスクがあることも理解しておくべきです。

いくら仲が良くても、懐具合がいつも同じ兄弟はいません。
ライフプランにより、お金が必要な時期は全く違うのが当然です。

同様に「価格が高くなったら一緒に売ろう」という場合も要注意です。
その相場観が一致することもほとんどありません。

また、兄弟が亡くなってしまうことも考えるべきです。
仮に兄弟が亡くなった時に、相続人となる配偶者や子供との意思疎通はしっかりできるでしょうか。
自信がない、という人は多いのではないでしょうか。

権利関係が複雑になるだけではなく、人数分の感情が絡むことになります。
仲の良い家族と不動産を共有しているなら、お互いに元気なうちに、持分関係を今後どうするか真剣に話し合ってみるのもよいでしょう。

離婚の際の共有持分解消のケース

不動産を進んで共有状態にするケースとして夫婦があります。
夫婦で住むマイホームやマンションの名義を共有とするケースです。

これが後々問題になるケースとしては、もうおわかりでしょう、離婚です。

離婚をすると、物理的に一緒に住むことはないでしょうから、どちらかが出て行くことになります。
何らかの形で共有名義を解消することになります。

共有名義を解消する場合、どちらかが持分を買い取ったり、持分を第三者に売ることも考えられます。

また、同意のもとで不動産全体を売却し、財産分与することも考えられます。

ここで問題になるのは、住宅ローンが残っている場合。
不動産を売却した場合、その代金でローンを返すことになりますが、足りない場合もあります。

共有名義でも、ローンは夫が払っているといった場合が多く、権利関係で争いが起こることがあります。
他の財産との兼ね合いもあり、一筋縄ではいきません。

いずれにしろ、離婚協議の際、不動産共有の問題は確実に解決しなくてはなりません。
新しいスタートを切るためにも、確実かつ有利な処分をしたいところです。

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家族間の共有に関する相談は当社まで

当社では、兄弟間、夫婦間の共有名義を整理したいとき、様々な選択肢をもとにアドバイスができます。
不動産売却の際の仲介、直接買い取りなども対応可能です。

ほかの共有者の持分を買う資金がない場合、当社で買い取り、その後の処分について改めて考える時間を作ることもできます。

なお、法律関係のご相談では、弁護士等専門家の紹介なども可能です。
家族間の共有名義解消に関してのご相談は、ぜひ当社まで。

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