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不動産売却の知識

エンドユーザーと業者 契約から換金までの期間にも違いがある

エンドユーザーと業者 契約から換金までの期間にも違いがある

相続不動産を売却する際、仲介会社を使ったエンドユーザーへの売却と業者への売却には、価格はじめ、諸条件に様々な違いがあります。

条件のうち、見落としがちな違いとして、契約から売却までの時間があります。
エンドユーザーへの売却では買い手を探す時間がかかりますが、契約から換金までも時間がかかることが多いのです。

売買契約から引渡し、入金までの、おおよその期間を知っておきましょう。

業者買取は締結したら即入金

エンドユーザーの場合も、業者の場合も、売買合意後、契約締結までは大した違いはありません。納得したら、数日のうちに契約書に判子を押すことになるでしょう。

しかし、ここからが異なります。業者の場合は、早ければ契約から2週間程度で決済。
1割程度の着手金がまず入金され残金を後日、あるいは額によっては一括入金されることもあります。

引き渡しや登記等の手続きも、同時に行なわれ、すべての実務は終了となります。

エンドユーザーに必須の融資審査

エンドユーザーの場合はそのような支払いはできないことがほとんどです。

ほぼ確実に必要となるのが融資。融資には当然、審査があります。

売買契約の締結前に融資が通るかどうかの仮審査を行い、これに1週間程度かかります。

融資の申し込み、本審査は締結後に行ないます。

 
審査に通ると、金銭消費貸借契約の締結、融資の実行が行なわれます。
申し込みから融資を受けるまでには、1か月くらいはかかります。

そこから、改めて残金の手続きとなりますので、売り手への入金はさらに遅くなります。

また、金融機関の繁忙期や書類の不備、審査が難航した場合など、数か月の時間を要することもあり、なかなか入金されないといったケースもあります。

契約白紙もある融資特約(ローン特約)とは?

また、入金が遅くなるだけではなく、契約自体の成立が危ぶまれることもあります。

その要因の一つが融資特約(ローン特約)。
不動産を購入する際に、買い手が融資を受けることを前提に売買契約を締結し、審査が通らない場合、契約を無条件で解除できる特約のことです。

いったん合意できても融資特約がある場合、1か月程度の時間がたってから白紙撤回されるリスクがあります。
見込んでいた入金が得られないだけでなく、買い手探しからやり直しです。

キャッシュを手にするまでの時間は、短いに越したことはありません。
こういった期間の違いも勘案して、不動産の売却方法を選択していく必要がありそうです。

スケジュールに合わせた提案ができます

当社は、仲介によるエンドユーザーへの売却、当社による買取の両方の事業を行なっています。
そのため、それぞれの諸条件の違い、メリットとデメリットをもとにコンサルティングを行ないます。

とくに注意するべき、相続後にどのくらいの期間で売りたいか、というスケジュール感についても、時間をかけて高値を模索したい場合や、早く現金化したいといったご希望に合わせ、最適な提案をいたします。
お気軽にお問い合わせください。

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