あなたが相続したのは、「富動産」? それとも「負動産」?
あなたが相続したのは、「富動産」? それとも「負動産」?
相続は、被相続人の財産が、借金など負債も含めて移転するもの。
不動産の相続をした場合は、常に財産はプラスになると思うかもしれませんが、実はそうではありません。
いざ、相続してみると、不動産を所有することが重荷になることもあります。
最近、不動産業界で流行っている用語が、富をもたらす「富動産」と、持てば持つほど損をする「負動産」。
この観点から、相続不動産について考えてみましょう。
なぜ所有するだけでお金がかかるのか?
不動産は所有しているだけでお金がかかります。
所有することでかかる費用に、まず管理費や維持費があります。
マンションの管理費等のほか、空き地や空き家でも、清掃や除草などを定期的に行わなくては、近隣とのトラブルに発展することがあります。
そして、固定資産税。
固定資産税は、土地・家屋等の固定資産を対象として、毎年1月1日現在に所有する人が、価格に応じて納める税金であり、価値がほとんどない不動産でも課税されます。
また、被相続人が購入した不動産のローンが残っているということもあります。
この元本と金利の支払いも持ち出しになります。
「富動産」にするための戦略を練る
不動産所有に係る費用を勘案しても、収益がプラスであれば富動産といえますが、マイナスであれば負動産であり、何らかの対策が必要です。
相続したところ、富動産だと思っていた物件が負動産だったという事例も結構あります。
家屋等を自分で利用する場合であれば、それほど問題はないでしょうが、遊休地や空き家などについては、持てば持つほど負けていくことになるため、早めに手を打ちたいところです。
相続した不動産は、必ず地域の売却価格の相場を調べておくことをおすすめします。
また、賃貸物件を相続した場合は、利回りの計算などを必ず行ない、その後の運営方針をゼロベースで検討しましょう。
売却をする場合、更地にするのか、リフォームするのか、そのまま売るのか、収益計算をもとに戦略を練りましょう。
時間をかけて売却先を探す場合、その間の費用負担も考慮する必要があります。
また、ローンが残っている場合、借り換えについても検討できます。
特に低金利にある現在、金融機関との交渉の成功率は上がっています。
EINZが負動産からの転換をサポート
あなたが相続した不動産は、富動産でしょうか、それとも負動産でしょうか。
当社では、相続不動産について、賃貸借状況の確認、収支バランスの計算、地域の売却相場の分析、無駄な支出の有無など詳細に検証し、有効活用のサポートを行なっています。
そして、遊休地や入居者のいない家屋については、仲介による売却、直接の買取なども検討できます。
ぜひご相談ください。
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